- 開業コーディネーターブログ
- 2014.10.13更新
今日は電子カルテについて書きたいと思います。
今やクリニックの新規開業では、ほぼ電子カルテ導入となっております。
10年前では、そこまでまだ普及しておらず、新規開業でも電子カルテ導入はせず、
レセプトコンピュータのみの導入も多くありました。
電子カルテメーカーや販売代理店についても、10年前と比べると変化はしております。
会社が潰れてしまったり、電子カルテだけを事業としていない会社は、電子カルテ部門を撤退したりと
医療IT会社は革新が起こる反面、それについていけず、変化せざる会社が多いのが現状と言えます。
電子カルテメーカーの属性はどのように分けられるでしょう。
下記にいくつか分けてみます。
● 電子カルテのみを業としている会社。開発、販売を全て自社で担っている。
● レセプトコンピュータから自社開発、販売をしている会社。医事レセプトに強い。
● 大手メーカーが電子カルテを開発。メーカー直接販売はせず、複数の販売代理店が販売をする。
● 本業は検査会社、付随して電子カルテを販売。検査と電子カルテ両方でスケールメリットあり。
詳細に分けるとより細かく分類できますが、
それぞれ電子カルテのハード面、ソフト面で特徴が違っていきます。
どこをポイントに選定したらよいのでしょうか。
現在、ある既存クリニックの電子カルテ導入のお手伝いをしておりますが、
選定ポイントは、実際に使われる院長の意向によって、選択されます。
・外注検査は、開業してから検査見直し分析を既にしている(経営の外注分析)
・電子カルテの見やすい画面、シンプル直観的な操作を優先
・会社の体質、長年使う安心感(2年に一度の診療報酬改定)、電子カルテの保守サポート(ソフト・ハード)
・電子カルテ本体金額、毎月かかる保守料金
上記、院長の意向例を出しましたが、一緒に分析・金額交渉をしながら、検討をしていく必要があります。
今後もますます医療ITのサイクルは進んでいきますが、
金額も勿論大事ですが、長年を使用するものなので会社の安心感であったり、上記ニーズを分析しながら決めることが
ポイントでしょう。
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- 2014.10.03更新
今回は、クリニックホームページについて書きます。
ここ最近の新規開業では、クリニックホームページを作るのは、スタンダードになってきております。
10年前では、開業時に未だホームページを作らなかったり、無償の簡易ホームページのみだったり、というのも多くありました。
時代の流れもあると思いますが、今は標榜科目に問わず、ほぼホームページを作ります。
10年前は、開業時にホームページをかける費用としたら10万円前後で、テンプレートから選んで作成するのが主流でした。
現在では、一からオリジナル作成で10万円で作成するところがあったり、20万円~40万円だったり、
中には100万円かけて作成するクリニックもあります。100万円までいきますと、保険診療のみのクリニックではなく、
広告宣伝に費用をかける美容専門、自由診療専門クリニックになります。
もう3年前のお話ですが、既存クリニックで、新たにホームページの作成を行い、
1年以上、ホームページが完成せず、大問題になりました。
しかも金額は90万円と高額でした。
普通に考えたら、金額が高ければ、それなりのデザイン、完成度、ホームページ業者の校正ダブルチェック、
迅速な対応さ、などをクリニックとしては当然期待してしまいます。
それが全くなかったのです。
信じられないお話ですが。。。
金額が高ければ、よい成果が得られる、よいコンサルが受けられる、とは限りません。
契約する前によく見極め、一番は、信頼できる開業のプロを見つけ、
開業支援をお任せすることがよいのかもしれません。
人生に一度の開業、全て何から何までドクター自身でやるのは、大変ですしトラブルのリスクが出てきます。
それぞれ専門性を追求したプロがいるのですから、信頼できる人に委ね任せることが、
クリニック開業前ですが、既に大きな経営判断をする、と言っても過言ではないでしょう。
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- 2014.09.09更新
今日は8年前に、フルで開業支援しました歯科に患者として行ってきました。
歯科の先生は、人柄抜群で、開業当初から経営は順調に推移しています。
歯科では、かなり広めの40坪あり、開業当初はユニット2台からスタートしました。
8年目の今はユニットはもう4台。
去年末に、開業前から構想があった、VIPルーム風な、「ケアルーム」が完成しました。
歯科専用のマッサージチェア、フェイシャル、アンチエイジングなど、
個室の扉を開けると、豪華な雰囲気が漂う作りになっております。
歯科は今やコンビニより多くあり、開業しても経営が軌道に乗らず苦戦をしているところも多いです。
開業をする場所の立地の重要性であったり、
診療圏調査であったり、歯科診療のコンセプト作りであったり、と様々な要因があります。
今回のような一般歯科診療以外の差別化を作ることは、とでも重要です。
歯科開業は、ずっと同じことをやっていても、患者様が飽きてしまうかもしれません。
医療は飽きる飽きない、という問題ではないとも言えますが、
今や完全にクリニック開業も、患者様満足の医療サービス提供であることは間違いありません。
開業支援やコンサルをするのは、
開業するドクターが、開業理念、開業コンセプトを時間をかけて作っていただけるように、
するための一つでもあります。
開業後の経営を見据えた開業支援を心掛けております。
今回ご紹介しました、アピ歯科クリニックは、メディカルコミュニティ厚木飯山
医療モールで開業しました。
内科、歯科、整形外科の3クリニック、調剤薬局、認定託児所、学童保育です。
現在、更にオーナーの強い要望で、医療モールの拡張をします。
小児科、皮膚科、耳鼻咽喉科を募集しています。
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- 2014.09.02更新
お勧め物件のご案内でございます。
世田谷区、小田急線東北沢駅から徒歩1分の新築医療ビルになります。東北沢医療ビル。
医療ビル隣に、医療ビル専用駐車場3台完備。
現在、東北沢駅は小田急線が地下に潜りましたので、駅周辺は再開発中です。
周辺道路なども拡張し人口増や町の発展性が見込めます。
現在、眼科クリニック、小児科クリニック、調剤薬局が開業中です。
残り一区画、25坪、最適科目は皮膚科、メンタル、内科になります。
諸条件も大変よいので、詳細はこちらまでお願いします。
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- 2014.03.09更新
3月に入りました。まだまだ寒さが続き、金曜日も都内では雪が降りました。
もう雪はこりごりですね。
4月からは診療報酬改定です。ついに正式に告示されたようですね。
4月から消費税8%アップに伴って、初診料や再診料など大幅に点数は上がっております。
消費税が上がることによって、クリニック経営は見直しが必要になります。
小児科はワクチンを大量に仕入れておりますので、
薬の納入価が全て消費税アップとなり、売上原価が増加してしまいます。
自由診療については、今月までに金額の見直しをしないと粗利が減ってしまい、
ホームページや院内掲示で金額を載せているものは、直さないとなりません。
見落とさず、今一度、クリニック経営を見直していきたいと思います。
特選物件情報!!駅徒歩1分、坪単価8000円!!新築医療ビル
東北沢医療ビル
皮膚科・内科募集中!!
- 開業コーディネーターブログ
- 2014.02.25更新
おはようございます。
今日は久しぶりに朝、外に出て暖かさを感じました。
このまま春に向かえばいいですけど、週末はまた雪予報もあり、まだ冬は続きそうです。
クリニック開業で、一番多い科目と言えば内科です。
10年以上、クリニック開業のお手伝いをしておりますが、
現在は昔に比べて、内科クリニックでの開業は、競合医院が多く、パイの取り合いで、
開業後の経営は、ここ最近苦戦しているところが多く見受けられます。
これは当然、内科でのクリニック開業が多いので、内科クリニックの数が多くなるため、
この状態は必然なのかもしれません。
もちろん開業する場所、エリア、立地を調査し、競合医院が少ない郊外立地であれば、
成功する可能性は高くなります。
都心23区は、内科クリニックは増えており、よい場所(立地)を抑えたもの勝ちのような状態です。
都心23区は、郊外型開業と違って、診療圏が狭いため、
開業当初の経営的な立ち上がりが見込めない場合、その後の患者増広がりは厳しいかもしれません。
開業する場所や立地だけが全てではなく、
クリニックの経営方針、コンセプト、他クリニックとの差別化などが重要ではありますが、
開業の成功は、立地が半分を占めると言っても過言ではありません。
内科開業は、ここ3年くらい前から、開業当初から往診を取り入れる開業スタイルが、
非常に多くなっております。
今、私が少しコンサルのお手伝いをしているドクターも、
今春、往診専門で開業をします。
今後、2025年ピークの超高齢化社会に向けて、診療報酬も往診に手厚くなっていきますので、
まだまだこれから往診専門の内科クリニックは増えていくでしょう。
- 開業コーディネーターブログ
- 2014.02.15更新
昨日は先週に続いて記録的な大雪で、今も未だその余波は続いています。。
私も昨日は仕事の帰り、電車は大幅な遅延したものの、駅まで着きましたが、
そこからあまりの大雪と吹雪で、帰れずじまいでした。
駅近くのホテルは全て満室、漫画喫茶は満室、タクシーは長蛇の列でタクシーは1台も来ない、
外は吹雪と積もった大雪で、歩くことも困難でした。
今も未だ家に帰れず、レストランで待機しているところです。
レストラン目の前の道路では、先ほどから何度も、車が積もった雪にはまり、
20分、30分脱出できない車が何台も出ています。
警察官が出てきたり、事故も起こり救急車も来ています。
関東では、こんな大雪は想定外であり、全く対処に慣れておりませんので、
本当に事故など危険があります。
みなさま、お気を付けてください。
今日は、最近の小児科クリニックの傾向について少し書きます。
去年開業支援をした小児科クリニック、今は事務長として入っておりますが、
最近の小児科クリニックは、とにかく予防接種の種類が多い。
子供を持つお母さんは、あまりの多さに覚えるのに一苦労だと思います。
ワクチン種類は多く、接種する時期や回数、生ワクチンなど打つ間隔を空けないといけない、
など決まっているので、小児科ドクターの判断を仰ぎ、
しっかり母子手帳で管理し、受ける時期を忘れないようにしないといけません。
決まった年齢で受けないと国負担が全額自費になってしまうので注意を。
予防接種は定期接種と任意接種があり、任意接種は区や市によって助成がある無しがあるので、
住まいの小児助成を把握するのは必須です。また任意接種はクリニック毎で金額は違ってきますので、
金額設定は周辺状況を把握しながら決めないと経営は左右されます。
水痘は今年10月から定期接種になります。世田谷区ではBCGが4月から個別接種となりますので、
小児科クリニックに患者さんは来られます。今までは保健所での接種でした。
今の小児科クリニック経営は、色んな状況の変化がありますので、今後も注意深く経営感覚を常に意識しながら、
対応する必要があるでしょう。
私が子供の頃は、ここまで多くの予防接種の種類はありませんでした。
それだけ多くのウィルスを防ぐことができるので大変いいことですね。
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- 開業コーディネーターブログ
- 2013.12.08更新
皮膚科募集物件としまして、
前回ご紹介いたしました東北沢医療ビルですが、11月5日に小児科が開院しました。
北沢キッズクリニック、開業して、約1ヵ月が経ちましたが予防接種時期とはいえ、
かなりのペースで患者さんが多く来院されています。
女医先生でソフトな感じで、雰囲気がよく、丁寧な診察をされておりますので、
お子さんのお母様伝いで、ますます口コミで広がっていくと思います。
既にこの医療ビルで開業済みの眼科の先生も女医先生。
眼科も大変流行っており、小児科開業で、お互いに相乗効果が生まれております。
残り一区画25坪は、皮膚科・内科・心療内科を募集しております。
一番お勧めな科目は皮膚科で、世田谷区で現地から半径500m内に皮膚科が全くない希少なエリアとなります。
世田谷区 皮膚科開業物件で探されているドクターにとっては、
東北沢医療ビルは、希少性があり大変お勧めな物件でございます。
眼科、小児科が既に開業しており、
現地の認知度、宣伝効果が期待できます。
また東北沢駅徒歩1分という立地でありながら、患者様用駐車場が3台完備で、
賃料の坪単価8,000円の中に含まれており、かなりの好条件です。
お問い合わせは、こちらまでお願いいたします。
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医院開業コミュニティ
- 開業コーディネーターブログ
- 2013.11.15更新
今回は物件情報をご紹介いたします。
東北沢医療ビルで、現在、眼科と小児科が開院中ございます。
小田急線東北沢駅から徒歩1分の好立地にありながら、患者様用駐車場3台完備、賃料諸条件もよい希少案件になります。
医療ビル自体も未だ1年半と新築の3階建てのビルになり、
眼科が1年半前に開業、2013年11月5日に小児科が開院いたしました。
両クリニックとも女医先生であり、お人柄が抜群ですので、多くの患者増となっております。
11月5日に開院したばかりの小児科は、事業計画上の想定数字より早くも上回り来ております。
東北沢医療ビル残り区画はあと一つで、25坪になります。
現地周辺の診療圏調査、競合医院調査、住民ヒアリング調査から、
皮膚科が全くないエリアになり、周辺住民は皮膚科クリニックを希望しております。
広さも美容皮膚科を大きくやらない一般皮膚科であれば、25坪はちょうど収まる広さになります。
またこの物件の特徴は、開業後の経営リスクが少ないと言っても過言ではありません。
現在、小田急線東北沢駅は地下に潜り、東北沢駅が開発中で今後発展要素となる駅徒歩1分で、
賃料の坪単価8,000円という超格安な諸条件でございます。
賃料は開業後の経営として、人件費やリース料と同じで固定費になりますので、
坪単価8,000円✖25坪=賃料20万円は大きいプラス要因となります。
仮に開業後の経営立ち上がりがスローだとしても、想定運転資金を確保すればキャッシュフローは大丈夫だと言えます。
今回の皮膚科募集は、
諸条件だけではなく、皮膚科マーケットがよいこと(想定診療圏内、皮膚科クリニックゼロ)
想定診療圏内の人口も2万4000人くらいおります。
東北沢医療ビルなので、単独テナント開業と違い、
既に眼科、小児科が開院しており最後の一区画になりますので、
認知度、相乗効果が見込め、開業後の患者数を多く見込めます。
医療モールや医療ビルは、最初より最後に開業する方が、宣伝広告が既にされておりお得でございます。
世田谷区、駅近の特選、物件情報でした。
- 開業コーディネーターブログ
- 2013.10.03更新
今回はクリニック開業時の保健所検査について書きます。
現在、11月開業の小児科クリニックの開業支援を行っておりまして、
10/1保健所の検査がありました。
約30分程で無事終え、関東信越厚生局の保険診療申請に必要な開設届副本を頂きました。
今回の管轄保健所の担当者は非常に対応がよく、あまり細かい指摘のようなことは、
言ってきませんでした。
最初の保健所への事前相談に行ったときに、良い担当者にあたったと言えるかもしれません。
約10年前から開業支援を行っておりますが、
開業支援の中で、保健所への開設届及び厚生局への保険診療申請は、
大事な業務になりますので、漏れがないか、書類に不備がないか、締切期限に問題はないか、
と毎回ドキドキしながら手続き業務を行っております。
開業する場所が異なれば、管轄の保健所の違いにより、
用意する範囲やご指摘される範囲が本当に違ってきますので、
やはり平面図が出来上がり次第、余裕をもって保健所への事前相談に
伺うことをお勧めします。
そこで担当者の印象も分かりますし(細かいなど)
任意で設定する開設日の解釈の調整がきくかどうかも見分けられます。
【保健所検査までのポイント】
1 余裕をもって早めに管轄保健所へ事前相談(平面図持参)
2 担当になる保健所担当者の印象で対応が変わる
3 ドクターと一緒に伺う開設届提出及必要書類の早めの準備
ドクターに書き方や必要書類を早めにアナウンスすること
賃貸の場合、土地と建物の両方の登記簿が必要(原本・写し)
4 厚生局への保険診療提出の締切に間に合うよう(東京は前月10日迄)
開業2ヵ月前の中旬くらいに内装工事を終え、引渡し後すぐ大物什器、
医療機器を搬入し開業できる状態(開設日)にすること
5 保健所の検査日に確認される下記漏れがないか要注意
・院内サイン(診察室、処置室、スタッフルームなど)
・開設者、診療時間などの表示(簡易的なもので対応可能)
・医療廃棄物業者との契約書(回収ボックスまで用意すれば尚更よい)
・消火栓(消防検査を保健所検査前に終えていれば問題なし)
以上です。
保健所検査について注意点を書きました。
ご参考にしてください。
開業支援サポートはこちらまで。
このブログで、保健所検査のあとの厚生局への手続きも書きたいと思います。