今回はクリニック開業時の保健所検査について書きます。

現在、11月開業の小児科クリニックの開業支援を行っておりまして、
10/1保健所の検査がありました。
約30分程で無事終え、関東信越厚生局の保険診療申請に必要な開設届副本を頂きました。
今回の管轄保健所の担当者は非常に対応がよく、あまり細かい指摘のようなことは、
言ってきませんでした。
最初の保健所への事前相談に行ったときに、良い担当者にあたったと言えるかもしれません。
約10年前から開業支援を行っておりますが、
開業支援の中で、保健所への開設届及び厚生局への保険診療申請は、
大事な業務になりますので、漏れがないか、書類に不備がないか、締切期限に問題はないか、
と毎回ドキドキしながら手続き業務を行っております。
開業する場所が異なれば、管轄の保健所の違いにより、
用意する範囲やご指摘される範囲が本当に違ってきますので、
やはり平面図が出来上がり次第、余裕をもって保健所への事前相談に
伺うことをお勧めします。
そこで担当者の印象も分かりますし(細かいなど)
任意で設定する開設日の解釈の調整がきくかどうかも見分けられます。

【保健所検査までのポイント】

1 余裕をもって早めに管轄保健所へ事前相談(平面図持参)

2 担当になる保健所担当者の印象で対応が変わる

3 ドクターと一緒に伺う開設届提出及必要書類の早めの準備
  ドクターに書き方や必要書類を早めにアナウンスすること
  賃貸の場合、土地と建物の両方の登記簿が必要(原本・写し)

4 厚生局への保険診療提出の締切に間に合うよう(東京は前月10日迄)
  開業2ヵ月前の中旬くらいに内装工事を終え、引渡し後すぐ大物什器、
  医療機器を搬入し開業できる状態(開設日)にすること

5 保健所の検査日に確認される下記漏れがないか要注意

 ・院内サイン(診察室、処置室、スタッフルームなど)
 ・開設者、診療時間などの表示(簡易的なもので対応可能)
 ・医療廃棄物業者との契約書(回収ボックスまで用意すれば尚更よい)
 ・消火栓(消防検査を保健所検査前に終えていれば問題なし)

以上です。
保健所検査について注意点を書きました。
ご参考にしてください。
開業支援サポートはこちらまで。
このブログで、保健所検査のあとの厚生局への手続きも書きたいと思います。