医院開業、医院経営のメディローカスです。
今年に入り、開業物件のご相談、開業医ドクターからの経営相談が多くあり、更にクリニック継承案件も、
今年3件、弊社に問合せがきております。
医院開業コンサルを始めた17年前と比較して、ここ数年は継承開業が大変増えてきました。
これは当然のことだと思います。
医療モールがブームだった2005年、医療業界以外の他業種も医療モール事業に参入し、次々、医療モールの企画案件がでてきました。医院開業ノウハウがない、開業後のクリニック経営ノウハウがない等の他業種が医療モール企画をしていたので、
診療圏調査の精度も悪く、開業させて終わりの業種が増えました。
そのような他業種は、数年で医療モール事業から撤退していきました。
話しは脱線してしまいましたが、17年前の医療モールでのクリニック開業から単独開業まで、クリニックの開業が数多く進み、診療圏マーケットの陣取り合戦のようなかたちで進んでいきました。
ここ15年で一番多いクリニック開業の科目は内科ですね。
内科クリニックの開業は多く、昔のように開業すれば自然と患者が多く来院するといった状況ではなくなりました。
医療も医療サービスが当たり前の時代となり、診療の仕方や接遇の重要性がマストになりました。
ここ数年では、診療圏調査のよいエリア、立地がよい場所が都心ほど、上記の経緯からも、なかなか見つけにくくなってきています。
なので、継承開業が増えてきている一因でもあります。
開業希望医師にとって、よい継承案件であれば、下記のメリットが挙げられます。
■ 新規開業コストを軽減できます。
■ 通常1年ほどかかる開業準備も最短2ヵ月と時間の短縮と労力削減ができます。
■ 盛業しているクリニックを譲受できれば、開業後、患者の多くがそのまま来院し経営が早期に安定します。
■ スタッフ採用にかかるコスト、何よりスタッフ教育にかかる労力・時間の負担を減らせます。
■ 開業準備で行う、医療機器の選定や内装打合せなど様々な準備時間をかけることなくリースも引き継げます。
よい継承案件とは盛業しているクリニックを譲受することであります。
譲渡するクリニックが、患者さんが減ってしまったため、経営がよくないので売りたい等が譲渡理由だとすれば、
たとえ開業費用が軽減できたとしても、失敗してしまいます。
そこは、かなりの胆になりますので、継承開業をお考えの先生は、そこは気を付けてください。
口コミが悪いとしても、譲渡するクリニックや医療法人の「 売上、利益、患者数 」の3つがポイントになります。
弊社としても、引き続き、ただ継承案件を成約させるだけの業者に先生方が惑わされないよう、導いていければと思っております。
お問い合わせは、医院開業コミュニティ(運営会社メディローカス)まで。
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