6月に入り、梅雨入りしましたね。
気温も30℃以上の真夏日も多く湿度も高いので、体調管理は気を付けないといけません。
まして、今年の夏はコロナの状況も続いていますし、真夏にマスクをしていると熱中症のリスクもでてきます。
適度な運動や食生活、睡眠時間に気を付け、生活していく必要があります。

日本では、ようやく先週、東京アラートも解除され、休業要請も全面解除されました。
しかし昨日も東京は41人の感染者がでており、引き続きコロナとの感染リスクを持ちながら、
新しい生活スタイルを構築していく必要がありますね。

医療のクリニック開業を4月、5月と開業支援を行いましたが、
コロナ感染の拡大時期、政府の緊急事態宣言、完全自粛要請と重なり、内覧会は中止になり、
開業スタートは当然、厳しいものとなりました。
ただホームページの作成の仕方であったり、キャッチコピーの工夫やコロナ対策としての予約の取り方など
色んな戦略を考え打ち出したことにより、徐々に患者さんは来院して頂くようになりました。
国からの緊急措置として初診からオンライン診療の算定可となり、オンライン診療のシステムを導入されたクリニックが
増えました。ただ医療は、オンライン診療で完結することはないですね。

弊社では開業支援コンサル業務の他に、多数のクリニック事務長経営業務を行っておりますが、
4月、5月のコロナ禍では、標榜科目による売上の増減傾向がありました。
大多数のクリニックは減収でしたが、増収したのは心療内科、呼吸器内科のクリニックは患者増となりました。
開業立地やエリアなどによりますが、一番減収の打撃を受けたのは、
小児科、耳鼻咽喉科、整形外科になるでしょう。もちろん一般内科や眼科も減収しております。
小児科や耳鼻咽喉科は、小学校が3月から5月までの3ヵ月間休みでしたので、
例年流行る感染症の症例が全くと言っていいほどなく、それに加えてお子さんをもつ親が、
クリニックに行くとコロナに感染するリスクが高まるのではないかと思い、クリニックへの受診を控えた影響で減収要因となりました。
総合診療クリニックは、前期同月比より減収とはいえ依然100名以上は来院されていますし、
現在は、コロナ対策をしながら、150名以上来ており、コロナ抗体検査キットやCT検査などの患者さんのニーズは増えております。

クリニックの物件開発や医師からの不動産有効活用の相談は、色々と動きが出てきております。
不動産市場は、コロナ禍で優良物件が水面下で情報がきたり、それを狙っている投資家などもいます。
弊社が開設した不動産・経営に特化したFP事務所(ビジョンFPオフィス)にも、この3ヵ月くらいのあいだに、
不動産の有効活用や売却の相談や、調剤薬局の居抜譲渡の相談がありました。
コロナ禍で調剤薬局の譲渡や閉局される動きも増えてきており、弊社には今年に入り5件問い合わせがあり、
先日、1件買主が決定し、デューデリジェンスした譲渡価で売買が成立しました。
医師が所有している不動産譲渡の相談も最近あり、弊社と実績がある不動産の有効活用に強い大手上場会社に現在進めております。
FPとしても、これからはますますポートフォリオの重要性や純資産を残し、
あらゆるパンデミック対策を常にしていかなければならないでしょう。
クリニック経営の在り方も変えていく必要はありますし、事業拡大の仕方は資金繰りやバランスシート(B/S)を
精査しながら実行するかを判断していく必要がありますね。

弊社では、クリニック事務長代行FPの業務支援の新規契約が増え、弊社に医療経営の経験者が新たに加わり、各クリニックの経営全般をサポートする体制を整えております。
クリニック院長先生は診療に集中できるよう、手が届かない交渉業務や経営管理業務を日々行っております。
今年に入り、ホームページの入れ替えを2件、システムの導入でCTの新規導入、
電子カルテのリプレイスを2件、予防接種専用のシステムを導入等をコンサルしながら進めてきました。
導入することを意味するのではなく、損益計算書の支出が抑えられるところは抑え、効果(売上)をだしていきます。

またコロナ禍の中で、雇用調整助成金や持続化給付金、家賃補助などの助成金の申請にも追われています。
実情、現実の中の対策や補填だけではなく、新しい事業の創生を考えられるかどうかが重要でもあり、
クライアント先のドクターや、新たな富裕層のニッチ市場も視野に入れて、新しい動きも進めております。

引き続き、メディローカスをよろしくお願い申し上げます。

2020年6月19日
医院開業コミュニティ
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